Archive for the ‘雑感’ Category

司法書士が求める「捨印」とは

2023-06-07

港区の司法書士山田武史です。

士業の中でも特に司法書士の業務は、お客様から印鑑で押印を頂く機会が多いと思います。その際、一緒に「捨印」を頂くようにします。

司法書士が捨印を求める書類は、主に登記手続きなどで、法務局に提出する書類になります。

法務局等に提出した書類に軽微な間違いがあった場合、捨印が無ければ直ぐに訂正することが許されず、訂正されない限りは手続きが完了しません。したがって、捨印が無い場合は修正した書類に再度押印を頂くためにお客様の元へ伺う必要があります。

多くの方は、捨印を押すことにご協力頂けますが、稀に「捨印を押したくない」と言われる方がいます。捨印を押したくない理由は、書類の改ざんを恐れているからだと思います。

もっとも司法書士が捨印を求める書類は、その内容について、本質的な部分は修正・変更・改ざんはできません。(したとしても直ぐに分かります。)

また、本質的な部分で修正が必要な場合は、手続きを一旦取りやめて、再度作成し直した書類に、改めて押印を頂くことになります。

ただ、捨印でどこまで修正できるのか、明確な基準はありません。

司法書士とはいっても人間がやることなので、どうしても間違えてしまうこともあります。

捨印をいただくことで、軽微な修正については、お客様から再度押印を頂く手間を省くことができ、手続きを円滑かつ確実に進めるものとしてご理解とご協力を頂ければ幸いです。

司法書士試験を受験していた時の思い出

2023-05-12

司法書士試験を受験していた時の思い出

こんにちわ!司法書士の山田武史です。

先日、法務局に行ったときに、本年度(令和5年)の司法書士試験の願書受付がされているのを見かけました。

司法書士試験は、毎年1回、例年7月初旬頃に全国の指定された試験会場で行われます。

僕が司法書士試験に合格したのは、平成23年(2011年)です。合格してから10年以上が経ちますが受験に苦労した経験は今でも思い出します。

勉強を始める前から覚悟はしていましたが、実際に始めてみると、ここまで大変だとは思わず、正直、挫折していた時期がありました。

司法書士試験を受験される方の多くは、直前期に予備校の答練(模擬試験)を受けているのではないでしょうか。僕も合格した年を含めて、いくつかの予備校の答練を受けていましたが、どれも結果は良くありませんでした。

ただ、答練の結果が悪いと本試験に合格できないというわけではなく、反対に結果が良ければ必ず合格できるわけでもありません。あくまでも僕が持つ本試験の印象は、基礎的な知識をしっかりと習得しているかを問われているような気がします。

(実際に、僕が合格した年に受けた答練の結果は、良くなかったですが本試験では合格してます!!)

直前期に受けた模試の結果が良くないと疑心暗鬼になり、本試験で失敗することがあります。(僕は3回受験していますが2回目の試験で焦って失敗した経験があります。)

司法書士試験の受験生にとって、この時期は直前期となるため模試の結果に一喜一憂されるかと思います。ただ、答練の結果良くなかったとしても本試験は別物と考えて、良い意味で開き直って、これまで積み重ねてきたことを出し切るつもりで、本試験に臨んでみてください。

本試験まで約2か月頑張ってください!

合格を心よりお祈りしております!

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